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2005年8月 2日 (火)

夏の庭

『源氏物語』の「少女(おとめ:乙女)」の巻には光源氏の六条院造営が描かれています。光源氏は4人の女性にあわせて四季の庭をつくっています。

その中で夏の庭は、「涼しげなる泉ありて、夏の蔭によれり。お前近き前栽、呉竹下風涼しかるべく、木高き森のやうなる木ども木深く面白く、山里めきて、卯の花垣根殊更にわたして、昔覚ゆる花橘、撫子、薔薇(さうび)、くだになどやうの、花のくさぐさを植ゑて、春秋の木草、その中にうちまぜたり。」と描かれています。

いかにも涼しげな庭です。夏の演出には「涼」の感覚が欠かせないことがわかります。
ここは花散里の住まいです。

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