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2005年6月27日 (月)

観光客向け料金

最近は多少減りつつあるが、観光地に行くとビールや清涼飲料、食事などの値段が、都市部のものと同じような商品であっても高いことがある。

ビールや清涼飲料などは、山の上など特別な場所は別として、少なくとも一般的な自販機で設定されている価格と同じでないと、買うことにためらいが生じるし、何となくその観光地の印象が悪くなる。
食事の場合は、値段と内容が合っていればまだよいが、がっかりしたり、満足感が得られないものだと、だまされたような気になる。

近年、観光地の観光協会等への問合せに、「地元の人がよく食べる店を教えてほしい」というようなものが増えていると聞く。それは、値段と内容がリーズナブルであり、観光客向けの拵え物が出てくる心配がなく、地元らしさも感じられる、というような理由による。

先日、熊野古道へ行った時に、那智勝浦はマグロの水揚げが多いところなので、また、私がマグロ好きなので、駅でバスを待つ間の短い時間に、急いで駅前の店で食べた。
店の人が本マグロのいいのが入っているというので、中トロ丼を頼んだ。

これが失敗だった。マグロが非常に少ない。
結局、後で駅から少し離れたところにある店でマグロ丼を食べ直した。これは値段と比べて充分満足がいくものだった。

思い出す昔の失敗談は、「柿の葉寿司」である。
吉野へ花見に行ったとき、朝食はしっかり食べたのだが、ケーブルで上がって歩き始めたらお腹がすいてきた。昼まではまだ時間があるが、この先、坂道を登るので何か食べようと思い、町並にある1軒の店で、すぐ食べられるものはないかと尋ねた。すると、「柿の葉寿司ならすぐ食べられます」という返事。店先の見本と値段を見て、これならばいいか、ということで店に入った。

柿の葉寿司が出てきた。包んである柿の葉を開けた。
「なんだこれ!」
ネタが非常に小さい。見本とはかなりの違いである。
こういうときは、うまくない。食べてすぐに店を出る。二度と喰わないぞ。

こういうことが観光客の消費を減退させ、観光地を徐々にむしばんでゆく。

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